サービス紹介
私達「アグリフードシステム研究所」は、2017年に「船井アグリフードシステム研究所」として設立しました。初代社長である楠元(くすもと)はコンサルティング会社である船井総合研究所の農業支援事業部の責任者をする傍ら「フードビジネス学会」に籍があった事から、船井総合研究所の顧客企業と産地を繋ぐ事で「儲かる農業を実現する」という理念で誕生しました。現在は代表が全株を取得して「アグリフードシステム研究所」として新たなスタートを切りましたがこれまでに以下の様な試みをしています。
福島県の大根生産者と株式会社アレフ(外食チエーン店びっくりドンキー運営会社)と繋いで新たなビジネスを創造する。
外食産業では人の採用が年々難しくなり「びっくりドンキー」でも調理における機械化が求められていました。そこで同店が提供する大根サラダにおいて機械加工に向いた大根が求められ、これまで生食用の生産をしてきた福島県の産地にびっくりドンキー向けの業務加工用の大根生産をお願いしました。しかしながら業務加工向けの出荷の価格は生食向けのそれに比べて6割程度のなる為に、実需者が求めるポイントを整理して注力する箇所とそうでない箇所を分ける事で生産コストを抑えるための活動をしました。
愛知県の菊の生産者と大手自動車部品製造会社(日本特殊陶業株式会社)とを繋いで新たなビジネスを創造する。
愛知県は日本有数の菊の産地ですが、その多くが葬儀や仏花であり急速の需要が落ち込んでいます。高齢者にとって生花の管理は手間がかかるという理由から仏花市場には造花入り込みシェアを拡大している状況です。そこで私達は日本特殊陶業の技術を活用して菊をプリザーブド加工する事に成功、生花と変わらない質感を持ちながらも最大10年持つ花の加工品を生産しました。2023年にはイタリアのミラノの展示会に参加し高い評価を得ました。
和歌山県の黒豆生産者と組んでオリジナルブランドを立ち上げ地元の直売所(JA紀の里)と組んで生産者の手取りアップを実現。
和歌山県のともぶち地区という場所では昔から黒豆の生産がさかんでしたが、他産地に比べて知名度が低い事から市場では低い評価を得ていました。そこで私達は産地に入り視察を行い同産地の黒豆が天日干しで作られている事に注目しました。天日干しは機械乾燥に比べて黒豆本来が持つ風味が損なわれる事がなく高い品質が維持されます。こうして「ともぶち頑固農家の黒大豆」のブランドで今もなお昔ながらの製法のこだわり続ける農家をアピール、地元のJAが運営する大型直売所での人気商品になりました。
埼玉県のねぎ農家とハウス食品の子会社とを繋いでコンビニ向けの総菜に採用されました。
埼玉県で障がい者を活用しながらねぎの生産を行っている生産者と大手食品企業の子会社でコンビニ向けの総菜の製造を行っている企業とを繋ぎ、社会的に意義がある活動をしている団体との連携を大手コンビニ会社から評価されて、優先的に商品に採用されました。 その結果、障がい者の仕事が拡大して高い手取りを実現することができました。
これらはほんの一例です。 私達「アグリフードシステム研究所」のスタッフは全国の産地をめぐり企業とのマッチングをしています。また私達の活動費は行政の補助金や地域の企業やJAさんから提供される事が多く、できるだけ産地の負担がない様に心がけています。
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